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作家も認める、高すぎるアート市場
「Art Review - The Power 100」のベスト1にも輝いた売れっ子作家、デミアン・ハーストが「現在のアート市場は高すぎる」とインディペンデント紙のインタビューで語っていた。
先週行われたニューヨークのフィリップス・オークションで作品が不落札となった理由を高すぎる価格設定、としている。
この作品はエスティメートが300万~400万ドルだったが、1年ほど前にはその半額だったそうだ。確かにこの急騰では、買い手がつかないこともうなずける。
ただし高すぎる値段も良い効果を発揮することもある。
この不景気の中では買い手がなかなかつかないから、持ち主も売り急ぐことをしなくなる。これまで購入後、即売り飛ばしてしまう人もいたが、こんな状況だとそれも適わずに作品を手元に置いておくだろう、とのこと。一作家としては、購入者になるべく長く持っていて欲しいものだ。
ハースト自身は、自分の作品をもっと安く売りたいと考えている。
推定2億ポンドの個人資産を持ち、2007年には生存しているアーティストの最高オークション落札額を記録(900万ポンド)したし、9月のサザビーズでは1億ポンドも売上げて強気なのかと思っていたら、もうピークは過ぎた、とシビアな発言。
リーマン・ショック以降、購入者はより慎重に選ぶようになったので、売りたい作品の場合は価格を安めにつけて、買いやすくするそうだ。または景気が復活して、みんなが買えるようになるまで待つ、というのも一つの手だとか…。
ちなみにハーストの今後だが、前回のオークションの目玉作品、黄金の子牛のようなゴールデン作品を作りたいそうだ。制作費自体が高くつきそうな作品だから、安い値段を、と願っても実現は難しいかもしれない。
参考記事はこちら:The Independent
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