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クリーク作品、パリで没収
10月にパリで開催されたアートフェア、FIACで展示される予定だった作品が、警察の摘発を受けていた。
押収されたのはウクライナのパフォーマンス作家、オレグ・クリークの90年代のパフォーマンスをおさめた写真作品。裸はもとより、動物との性的シーンなど過激な画像が含まれていたため、御用となった。
オレグ・クリークはロシア現代アートでは有名な存在。テート・ギャラリーで個展も行っている。
特に犬のパフォーマンスで知られているが、作品の過激さも良く取りざたされている。
たとえば、1997年にはニューヨークのダイチ・プロジェクトでは犬の檻で2週間暮らす、というパフォーマンスを行った。今年の3月に行われたサザビーズのロシア現代美術オークションにも出品された。
逮捕にあたり、フランスではいわゆる“動物性愛”そのものは違法ではないのだが(これにも驚きだが)、暴力的またはポルノ画像を未成年者に見せることは禁じられており、これに該当した。
彼の所属画廊であるモスクワのXLギャラリーが作品をフランスに持ち込んだ際、税関で押収された。
しかし当局はどの作品が該当するのか判断がつかず、結局作家の裸が写っているもの全てが対象となった。さらに、ギャラリストたちは手錠をかけられて連行、フェアのディレクターも通訳を兼ねて警察に、数時間拘留されたそうだ。
すったもんだの取り調べの末、この件は不問となってギャラリストたちは本国に戻った。しかし没収された作品はいまだフィアックに保管されたまま。
フィアックのディレクターによると「裁判所の判断が来るまで、しっかり施錠して保管しているんです」だそうだ。
参考記事はこちら:The Art Newspaper
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