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スゥ・ドーホー  SUH,Do-ho

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略歴:
1962年韓国、ソウル生まれ。
ソウル国立大学で油絵を学び、兵役後92年に渡米。93年スコヘーゲン・スクール・オブ・アートに参加し、94年ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン卒業、97年イエール大学の美術学校を修了。彼のニューヨークスタジオや母国の家など、自身と深く関わりのある空間を絹とナイロンで再現する"ファブリック・アーキテクチャー"と言われる作品を94年から制作する。2003年にエルメスコリア美術賞を受賞し、2005年には日本の旗艦店メゾンエルメスのフォーラムにて個展『Reflection』(2005年)を開催。淡いブルーのナイロン布地とステンレスで彼の生家の門を象った作品を発表し、同店のガラスブロックと相まった軽やかで印象深い空間を出現させた。現在ニューヨーク在住。

ここがミドコロ!:
韓国には、日本の風呂敷や袱紗のように"包む"文化から生まれたポシャギという伝統的な布がある。刺繍が施されたものや、刺し子風のものなど色々な種類があるが、端切れを縫い合わせて作るパッチワーク状のものはチョガッポと呼ばれ、福を呼び、福を包むとされている。心を込めて一枚の布に仕立てられたチョガッポは、ドーホーの"ファブリック・アーキテクチャー"のイメージと重なる。作品『ニューヨーク市西22丁目348、アパートA』では、ニューヨークの自宅アパートの間取りそのままに、暖炉、本棚、ストーブ、冷蔵庫、流し台、電灯のスイッチ、ソケット、ドアノブ、鍵など全てを布で再現し、まるで彼の家に招き入れられたような心地にしてくれた。『落下傘兵Ⅱ』(2005年)では、大小のシャツでできた落下傘で舞い降りた兵士を、個人と組織の関係性になぞらえた。膨大な手作業が作品に昇華される様は圧巻だが、彼の思いが美しい布地に包まれていると思うとさらに心が揺さぶられる。

主な受賞歴:
2003年 エルメスコリア美術賞

主な展覧会歴:
2001年 個展「Do-ho Suh-Some/One」/ホイットニー美術館(ニューヨーク)
2005年 グループ展「秘すれば花--東アジアの現代美術」森美術館
2007年 グループ展「RED HOT-Asian Art Today from the Chaney Family Collection」/ヒューストン現代美術館

詳しい展覧会歴はこちら


主な展示場所:
東京都現代美術館、リウム・サムスン美術館(ソウル)、シアトル美術館

text by Sachiko Fujiwara
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