1963年ロンドン生まれ。
85年にブライトンーポリテクニック(現ブライトン大学)卒業後、87年にロンドン大学スレード美術学校で彫刻を学ぶ。90年に部屋の内側全体を石膏で型取りした『ゴースト』で話題となる。93年、第二次大戦で爆撃されたロンドンのイーストエンド、Grove Roadに残る最後のヴィクトリアン・テラスハウスの内側をコンクリートで型取った『ハウス』を発表するも、当局によって取り壊され社会問題ともなった。同作品で女性初となるターナー賞を受賞。97年のヴェネツィア・ビエンナーレでは女性では初のイギリス代表作家となり、さらに2000年賞を受賞するなど、イギリス女性作家として国際的評価を高めた。ウィーンのホロコースト・メモリアルなど、歴史的建造物のプロジェクトに参加し、新たな活動を展開している。
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レイチェル・ホワイトリード WHITEREAD, Rachel
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略歴:
ここがミドコロ!:
長い間大切に使っている物には新品にはないエネルギーが満ちている。それを形にして「ほら、これよ」と見せてくれるのがホワイトリードの作品だ。日常にありながら意識されない空間、例えば椅子やテーブルの下、バスタブの裏側などをレジン、ゴム、歯科用プラスターなどで型取り、空間を物質化する。時に、社会問題に発展する"負の遺産"を主題にすることもあるが、建物や物がなくなっても、空間概念だけは残る。意味を知って初めてその理解度と重要度が高まる典型例だ。
主な受賞歴:
1993年 ターナー賞 1997年 第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ、ヤング・アーティスト2000年賞
主な展覧会歴:
1997年 第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ
2001~2002年 個展「移ろう空間」/ベルリン・グッゲンハイム美術館 2005年 個展「ユニリーバ・シリーズ Embankment」/テート・モダン タービンホール(ロンドン)
主な展示場所:
グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、テート・ギャラリー(ロンドン)、ニューヨーク近代美術館(屋上)
text by Sachiko Fujiwara |
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この作家の最近のニュース:
2008.5.7
イギリス、ケント州のパブリックアート・コンテストにホワイトリードが参加した。設置される場所は、2007年11月に開通して以来、ユーロスター始発駅としても注目のエブスフリート。他に、マーク・ウォリンジャー、クリストファー・ルブラン、アントニー・ゴームリー、ダニエル・ビュランと、ターナー賞受賞者や「4th Plinth(第四の台座)」に参加しているパブリックアートの旗手たち5名が参加。ホワイトリードは大きな山を作って、山の上から町並みを見て楽しむ作品を提案。もちろん、お約束の家のキャストも健在だ。はたして誰が選ばれるのか。
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