1962年スイス、ラインタル生まれ。
82年から86年までウィーンでグラフィックデザインを学んだ後、スイスに戻りビデオとアニメーションを学ぶ。映像制作会社での仕事に携わった後、映像、音楽、立体、詩などを盛り込んだ独自の作品をつくるようになった。同時に、88年から94年まで、スイスのパフォーマンスグループ、Les Reines Prochainesのステージデザイナーとしても活躍。97年のヴェネツィア・ビエンナーレに出品した『Ever Is Over All』によって若手作家優秀賞を受賞し、各国の主要美術館や国際展で常に注目を集める作家となった。現在チューリッヒ在住。
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ピピロッティ・リスト RIST, Pipilotti
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略歴:
ここがミドコロ!:
『Ever is Over All』は、リズミカルでユーモアにあふれた衝撃作品だった。2つの画面があり、ひとつでは水色のドレスを着たかわいらしい女性がユリのような形の棒で、駐車中の車の窓ガラスを楽しそうに叩き割りつつ警官と笑顔ですれ違い、もう一方ではその花が一面に咲く野原を映し出す。この映像で一躍時の人となったピピロッティ・リストは、作品のイメージ通り生粋のパンキッシュガール。自由な生き方を謳歌する彼女の作品は、ポジティブなエネルギーに満ちていて、気分が落ち込んだ時に"効く"。そんな彼女も、2004年にロンドンのサーペンタイン・ギャラリーで開催されたグループ展「State of Play」で、『Apple Tree Innocent On Diamond Hill』という見目麗しい作品を制作している。素材がプラスチック製容器と庶民的なのも驚きだが、それが映像プロジェクターの光と戯れ、本来の姿を忘れさせるほどポエティックなものに変貌する。本当に多芸な方です。
主な受賞歴:
1997年 ヴェネツィア・ビエンナーレ若手作家優秀賞
主な展覧会歴:
1993年 第45回ヴェネツィア・ビエンナーレ
※第47回にも参加 2007年 個展「A la belle étoile - Pipilotti Rist」/ポンピドゥー・センター(パリ) 2008年 個展「ピピロッティ・リスト からから」/原美術館(東京)
主な展示場所:
国立現代美術館キアスマ(ヘルシンキ)、ポンピドゥー・センター(パリ)、シカゴ現代美術館
text by Sachiko Fujiwara |
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