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カンディダ・ヘーファー HÖFER, Candida

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略歴:
1944年ドイツ、エーベルスヴァルデ生まれ。 76年から82年までデュッセルドルフ美術アカデミー(※1)でベッヒャー夫妻(※2)に写真を学ぶ。同期生にはアンドレアス・グルスキーやトーマス・ルフなどのドイツ現代写真を代表する作家が名を連ねる。第50回ヴェネチア・ビエンナーレ(2003年)のドイツ代表に選ばれたことをきっかけに国際的評価が高まり、カリフォルニア州立大学美術館とフロリダのノートン美術館で開催された個展「Architecture of Absence」(2005年)で一躍有名になる。その後、数々の個展・グループ展への出展、UBSなどの企業コレクションにも所蔵されるようになる。作品集も数多く出版されている中、最も人気なのは世界の古い図書館を撮った『LIBRALIES』。これには『薔薇の名前』の著者で哲学者のウンベルト・エーコがエッセイを寄せており、インテリ度の高い一冊。 ">

※1アンセルム・キーファーやゲルハルト・リヒターなどを輩出したことでも有名。
※2ベルント・ベッヒャーとヒラ・ベッヒャーは、1959年から給水塔や溶鉱炉などドイツの近代化を支えた戦前の建造物の写真を発表して注目を集め、その弟子はベッヒャー派と呼ばれる。

ここがミドコロ!:
まさに一糸乱れず、という表現がぴったりの完全左右対称や秩序立った構図でへーファー女史が撮影するのは、パブリックスペース。図書館、劇場、銀行、学校といった、文化的公共施設の建物内部を無機質にファインダーに収めてゆく。人間の生活に関連した場所を被写体としながらも、人影すら映っておらず、たまに人物が映っていてもまるで作り物のようで生命感ゼロ。人よりも建物、室内装飾、家具といった"物体"に注目し、それらのフォルムや色を際立たせる。こういうとなんだか"ブツドリ"カメラマンのようだが、いったん作品を見ると、その静謐な美しさによる世界の奥深さに、ため息。

主な受賞歴:
no data

主な展覧会歴:
2005年 個展「Architecture of Absence」/カリフォルニア州立大学美術館
※2006年、インスティテュート・コンテンポラリー・オブ・アート・フィラデルフィアに巡回
2006年 個展/ルーブル美術館(パリ)
2008年 グループ展「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」/森美術館(東京))

詳しい展覧会歴はこちら


主な展示場所:
グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、現代写真美術館(ミシガン)

text by TOKYO ART CROSS
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