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マルレーネ・デュマス DUMAS, Marlene

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略歴:
1953年南アフリカ、ケープタウン生まれ。
ケープタウン大学で美術を学んだ後、アムステルダム大学で心理学を学び、70年代終わりからアムステルダムを拠点に制作活動を始める。ヴェネツィア・ビエンナーレやドクメンタなどの国際展で高い評価を受け、リュック・タイマンスと並んでヨーロッパで最も注目を浴びる画家のひとり。自身が育ったアパルトヘイト下での経験をベースに、差別や偏見、そして民族やセクシャリティ、ジェンダーなど、現代社会が抱える複雑で多様な問題を喚起する作品が多い。2007年に東京都現代美術館で開催された回顧展では、荒木経惟の写真作品をもとに描いた『ブロークン・ホワイト』(2006年)をはじめ、坂本龍一とのコラボレーションによるビデオ作品『My Daughter』が話題を呼んだ。

ここがミドコロ!:
「いま私たちの怒りや悲しみ、死や愛といった感情をリアルに表現してくれるのは写真や映画になってしまった。かつては絵画が担っていたそのテーマを、もう一度絵画の中に取り戻したい」とは、東京都現代美術館で回顧展を開催する際のデュマスのコメント。写真か絵画か、よく美術で話題になるテーマだが、その両方の利点をうまく融合させたのが彼女の作品だ。官能と純粋さを併せ持ったストリッパーや娼婦、処刑されたテロリストの知的で静かな表情、迫害された黒人たちなどを、独特の繊細で鮮烈なタッチで描いた作品は、まさに今という時代そのもののポートレートとなっている。

主な受賞歴:
no data

主な展覧会歴:
2001年 個展「Nom de Personne」/ポンピドゥー・センター(パリ)
2007年 個展「マルレーネ・デュマス―ブロークン・ホワイト」/東京都現代美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2008年 個展「Marlene Dumas: Measuring Your Own Grave」/ロサンゼルス現代美術館、ニューヨーク近代美術館

詳しい展覧会歴はこちら


主な展示場所:
ニューヨーク近代美術館、ユトレヒト中央美術館、ゲント現代美術館

text by Sachiko Fujiwara
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