イギリス、ロンドン出身の兄弟デュオ。
兄ディノス・チャップマンは1962年、弟ジェイク・チャップマンは66年生まれで、共にロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒。ギルバート&ジョージのアシスタントを経て作家活動をスタート。ゴヤの連作版画『Los Caprichos(戦争の惨禍)』をモチーフに、殺戮のシーンを立体化した作品で話題になった(91年)。ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(略してYBA)のイメージと地位を確立した「センセーション」展(97年)では、顔に性器をつけたマネキン作品『昇華されないリビドーモデルとしての接合子の増殖』(95年)を出品し物議を醸す。暴力やグロテスクな奇形、恐怖、性の問題を滑り込ませる過激な作風が多いためしばしば抗議の的になるが、2003 年にはターナー賞にもノミネートされた。
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ジェイク&ディノス・チャップマン CHAPMAN, Jake & Dinos
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略歴:
ここがミドコロ!:
人気の高いマンガや小説が、テレビドラマや映画などで映像化されると、良くも悪くも「原作のイメージと違う」という意見が出るものだ。レベル差はあるが、それは原作と違う世界観を創出しているということに他ならない。チャップマン兄弟が立体で再現したゴヤの版画『Los Caprichos(戦争の惨禍)』の連作(1810年〜20年)は、ナポレオン支配に対するスペイン独立戦争や当時の専制政治などを題材にしている。作品は単なる過去の記録ではなく、戦争をする人間の存在自体に対する告発だ。チャップマン兄弟いわく"ゴヤの作品を改良して"立体化した作品は、現代を生きる私たちに新たなメッセージを発している。
主な受賞歴:
no data
主な展覧会歴:
1997年 グループ展「センセーション」/ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(ロンドン)
※ベルリン、ニューヨークに巡回 2004年 グループ展「孤独な惑星 lonely planet」/水戸芸術館 2007年 個展「Jake and Dinos Chapman - When Humans Walked the Earth」展/テート・ブリテン(ロンドン)
主な展示場所:
テート・リバプール、テート・ブリテン(ロンドン)、テート・モダン(ロンドン)
text by Sachiko Fujiwara |
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