1965年イギリス、ブリストル生まれ。
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ在学中に、空き倉庫で総勢16人参加の「フリーズ」展を企画。コレクターや画商を招待したこの展覧会がきっかけでコレクターのチャールズ・サーチに注目される。以降、死んだ牛の頭にハエが群がる作品や91年の初個展でバタフライペインティングの連作を発表。牛や鮫を輪切りにし、ホルマリンの水槽に入れた作品でセンセーションを呼ぶ。自己PRにも長け、薬品に依存した現代人の生を表現した薬局インスタレーション『Pharmacy』(92年)と同名のレストランを高級住宅地に出店して有名人を集めるなど、アーティストのセレブ化に拍車をかけた。95年以降は薬物中毒とアルコール依存症に冒されており、その時期の作品は自己模倣との議論もある。
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デミアン・ハースト HIRST, Damien
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略歴:
ここがミドコロ!:
牛を切り、蝶を並べ、プラチナ製頭蓋骨に8,601個のダイヤモンドを埋め込むなど、生と死を想起させる作風とショック療法的戦略でメディアを煽るハースト。パンクと不況の70年代末に育ち、福祉国家指向だったイギリスを自由な競争社会に改革させたサッチャー政権の80年代に揉まれ、ブレア政権下で"クール・ブリタニカ(かっこいいイギリス)"を牽引した"ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(略してYBA)"。と、彼の背負った時代を辿っただけでも、お腹いっぱい。
主な受賞歴:
1995年 ターナー賞
主な展覧会歴:
1993年 第45回ヴェネツィア・ビエンナーレ
1997年 グループ展「センセーション」/ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(ロンドン) 2008年 グループ展「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み」/森美術館(東京)
主な展示場所:
金沢21世紀美術館、ハーシュホーン博物館・彫刻の庭(ワシントンD.C.)、ルーベル・ファミリー・コレクション(マイアミ)
text by Sachiko Fujiwara |
この作家の最近のニュース:
2008.4.15
リーバイスの人気ライン『ウォーホル・ファクトリー × リーバイス』。2008年春夏コレクションでは、デミアン・ハーストがコラボレーション。『ウォーホル×リーバイス×ハースト』と銘打って、スピン・シリーズやスカルモチーフをジーンズやライダースジャケットに大胆に描いたアイテムを制作した。
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