1954年インド、ムンバイ生まれ。
幼少期をインドで過ごした後に渡英。73年から77年までホーンジー・カレッジ・オブ・アートにて、78年までチェルシー美術学校にて学ぶ。インド旅行中に、インド建築や化粧に使われる粉末顔料に興味を持って以来、作品に応用。インドの伝統的なモチーフを立体化して顔料で覆った『1000の名前』(79年〜80年)や、半球状の形の内側と外側を青一色の顔料で塗った『中心部で』(87年)など、視覚を混乱させるような神秘的な作品を発表している。東洋的な思想とイギリスで学んだニュースカルプチャーの新しい造形理論を統合した作家。2003年には大英勲章(CBE)を受章。
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アニッシュ・カプーア KAPOOR, Anish
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略歴:
ここがミドコロ!:
ムラなく顔料で塗られた作品や、ピカピカで凹面鏡のような作品の近くに手をかざすと、距離感がわからなくなって、あら? 作品にタッチ! なんてことも起こりうる。そんな行為は美術館の展示では御法度だが、パブリックアートならOK。いや、カプーアの作品は、公共の場にこそ相応しい。空間認識を混乱させ、非現実のもうひとつの空間へと誘われる、そう、あのドラえもんの“どこでもドア”的な夢を見させてくれるのだから。
主な受賞歴:
1990年 第44回ヴェネツィア・ビエンナーレ2000年賞
1991年 ターナー賞
主な展覧会歴:
1990年 第44回ヴェネツィア・ビエンナーレ
2002年 個展「ユニリーバ・シリーズ Marsyas」/テート・モダン タービンホール(ロンドン) 2008年 個展「Past, Present, Future」/インスティテュート・オブ・アート・ボストン
主な展示場所:
金沢21世紀美術館、霧島アートの森(鹿児島)、原美術館(東京)、福岡市美術館
text by Sachiko Fujiwara
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この作家の最近のニュース:
2008.6.2
ロンドンのパブリックアート・コンペ「4th Plinth(第四の台座)」に参加中。カプーアの作品は凹面鏡を5つ組み合わせたもので、その名も『Sky Plinth(空の台座)』。鏡に空や地面が映り、それぞれが反射しあって、地面が空に! 空が地面に! と、ごちゃまぜの空間を作り出している。
http://www.london.gov.uk/fourthplinth/plinth/kapoor.jsp
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